2018年11月8日
目次
学習塾を探すのが面倒だと思う方には、「自習」を勧めます。
「他人に頼らず自分で学習する」ことが結局得策だからです。
当然ですが、勉強の基本は自分で学習すること。
子供に学習をする習慣を身につけさせる。
親が教える。
等など、自宅で自立学習をすることが先ず大切になります。
しかし、「それが難しいから通塾を考えている」という方もいらっしゃいます。
自宅で学習がよいのはわかっているので、通信教材や最近ではネットを用いた個別支援や動画配信指導を用いているという方もいらっしゃいます。
それに、それらが合わないという場合や上手くいかない場合などから、「やっぱり、誰かに実際に見てもらった方がうちの子には合う」という結論に至る方もいますから、それで通塾をさせたいと思うのも当然です。
さらに「通塾させたくても、それができない…」と考えている方からは、「学校には期待できません」という声も聞こえてきそうですが、学校の授業を受ける機会を安く考え
ないで欲しいと思います。
そもそも学校の費用は安く無いのです。
少なくても、一般の学習塾の先生が手にするお給料より多いお給料を、学校の先生方には支払っているのです。
国民みんなで分担しているのですけれど…。
今授業を受けている生徒達も後で払うことになりますが。
何れにせよ学校の授業を無駄にしない方法を考えるべきです。
つまり学習塾の用い方を上手にすることで、費用を抑えられることもあるということです。
そもそも、学校の授業を普通に受けられる子は塾でも成績が良いものなのです。
学校の授業を普通に受けられる時点で、差はすでにあるのです。
それ故に、学校の授業を活かせる指導をする学習塾を探せば良いと思います。
学校の授業の補習や復習の強化をしてくれることが期待できます。
自宅で学習できるように支援してもらえる指導があれば直よいでしょう。
通塾回数は少なくて済みます。
但し、学校の授業につまずきが見られた時点で、直ちに通塾を通わせる必要が発生することになるかもしれませんが…。
それでも、親御さんで学校の授業につまずきがあることに気が付ける方のお子さんは、比較的たちなおりも早い傾向があるように思います。
今までの私の指導経験(1対1指導)からですが。
学習塾によっては、学校の授業の予習ができることを売りにしている処があります。
塾で予習をしておくことで、学校の授業を復習に当てることで、学力を上げる狙いです。
これですと、学校の授業はよくわかり態度も良くなるので、いいことずくめですが、学習塾が主になるので、それなりに通塾に重きをおかなくてはならなくなります。
指導料金を優先して学習塾を選択する際は気おつけておく必要があります。
例えば、学校の宿題と学習塾の宿題が二重になっている場合などは、親御さんには子供の学習量が増えていいように思うかもしれませんが、学習者本人にとっては負担にしかならない場合があります。
塾の授業が学校の授業の予習であれば、その学校の授業の宿題は復習の復習になるはずで、学習者に取っては1つ事になるはずです。
それが、負担になるということは、塾の指導と学校の授業が結びついていないっことを見て取るべきかもしれません。
尚、当塾でも、学校の授業について行けなくなっていしまっている生徒や、学校の授業が受けられる状況にない生徒や、学校の授業自体を受ける気になれない生徒には、生徒に合わせて独自の進め方をした結果、学校の授業の先に進度が進むことはよくあります。
1対1の授業なので、他の子たちに合わせる必要が無いので、指導の進度が速くなることがあります。
生徒に集中して指導できるので、指導回数が多くなくても学校の授業の進度に着いていくことぐらいは容易にできます。
また、学習塾では宿題が出ないこともあります。
学校の授業が復習なので必要ないということになるのでしょうが、これはこれで学習機会を減らすことになる場合があります。
特に、自宅学習の習慣がない生徒にはそのようになる傾向があります。
そもそも、学校では学習の仕方を教えてあるわけでもないところへ、ただ「課題をやりなさい」と言うだけで、何処をどうするのが適切な学習になるかを知らせないのだから、忙しい生徒にとってはやる気にもならない。
従って学習から遠のくのは自然の成り行きです。
それを見かねて慌てて通塾すれば、塾費用が高くなるのは当然です。
自宅で学習しない分も、塾に行っている分で埋め合わせるつもりでは、自宅学習が進みませんから、塾頼みの学習は高く付くのです。
たとえ「自習室は無料」でも…。
それにそもそも、自習室だって無料で運営できるわけはないのです。
自習室を設けたり、最近ではプリント教材(パソコンでネットの教材)を用いて自分で問題を解くことを授業の中心に据えているスタイルの学習塾もあります。
それをやらせて学習の実践量を増やし、学習機会を与えることは必要でしょう。
しかし、自宅でできるようになれば、それらはいらないのです。
それらを施している学習塾は自習を促すことができないことを自覚しているのかもしれません。
塾の経費を抑えたい方は、こういう点も注意したほうが良いと思います。
「自習」ができるようになること。

それが将来にわたってどれほど有意義になるかを考えてみて欲しいと思います。
「自分で学習できる」ようになる指導を受けられることは、一時は高くても、後には安くなるのではないでしょうか。
学校の授業を受けられるようにするために塾へ通わせる場合も多いのではないかとも思いますが、それでも、費用面で学習塾へ通わせられないと考えるのであれば、やはり最後は親が手伝ってあげるしかないと思います。
中途半端な料金で指導してもらうなら、その料金で指導の仕方を学習して親が手伝ってあげる方が得策です。
例えば、料理が下手ならデキる人に頼む。
それができないなら、料理を習って上手になれば良い。
その方が、お父さんかお母さんのお小遣いかへそくりを増やせるだけでなく、見聞も拡がります。
おわりに、どんな職業の人たちもそですが、学習塾の先生も学校の先生も元はみんな素人です。
ノウハウ学んで実地を踏んで、毎日指導真面目に望むことを繰り替えす。
そうして専門家になっていくわけです。
そういう専門家に見てもらえるのは安心ですが、ただ学校の先生と学習塾の先生が違うのは、塾の先生は長く続けられない状況があります。
その原因が指導料の低廉化です。
指導料が安いことが講師の給料を安くしますから、指導の質を安くする理由になります。
長く続けられないので、経験も充分につめません。
「ブラックバイト」などという言葉と共に塾の名や予備校の名が聞かれますが、学生が安く講師として使われることが当たり前になってきているので、経験のある講師を学習塾は雇うのが難しい状況もあります。
よって本来、学校と塾の違いとして生徒にとってよい点は、学校は選べませんが学習塾は選べる。
加えて先生も選べるという点でしたが、その選択肢の幅が狭まりつつあることは憂うることかもしれません。
自ず、学習塾の指導料の安さには限界があるのです。
ものには適正価格というものはあると思います。
指導料は講師に支払もの。
それは、間接的に自分の子にお金をかけていることになる。
そのように考えてみると、教育は投資という言葉の意味も実感されるかもしれません。
もし投資だとすれば、安い投資では報酬も安くなります。
投資になるか、浪費になるかも心がけ次第かもしれません。
まず、お月謝のどのくらいが講師の手に渡っているかを考えてみたら良いかと思います。
そもそも学校の経営者は教育関係者ですが、学習塾の場合は違います。
私のように、教える現場から学習塾を起こした人ばかりが経営者をしているわけでは無いのです。
「生徒のために」を建前にしていない学習塾などありません。
だから、そこに集まる講師は生徒が好きで、教えることが好きで指導します。
その点は問題無いしょう。
しかし、そういう人の良い人たちをいいように使って私服を肥やす経営者はいるのです。
そいう経営指導者のもとでは講師は経営にかなった指導はできても生徒のための指導はでき難いのも事実です。
まだ経験の浅い講師は、一生懸命指導に従事するあまりに、その塾経営方針と教育方針がに疑う余地などありません。
その乖離性に気がつかない。
しかし気が付いてしまってからは、その塾にいられないことも多い。
指導未経験の塾経営者のもとでの指導は、講師が経験を積めば積むほど難しい。
良さそうな塾を見つけても、良い講師に出会うのが難しくなってきている面もあります。
料金の低廉化と生徒数の減少から厳しい生存競争の中で、教育理念を経営理念として真面目に経営している学習塾もありますから、そういう塾と出会えれば幸いかと思います。
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