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経験に基づいた個人指導と個別指導との違い

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2022年4月3日

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下記で述べられることを踏まえたとき、

もし受講料が同程度だったら、君は個別指導塾(1:3)と完全個人指導(1:1)のどちらを選ぶべきでしょうか?

 

君が「自身の成長」を期待して向学心を胸に膨らませて、塾を選ぶ時「塾選びは人生の分かれ道」になりえます。

また、CMで見たことがあるからとか、友達が通っているからとか、先生に慣れているから等々、通塾の動機は様々ありますが、その効果によっては、その費用は時間も含めて、将来の投資にもなりますが今だけの浪費にもなります。

それ程に学習塾で学習をすることは、君に多大な影響をもたらすものと思ってよいものです。

そこでどんな指導形式の塾を選ぶかということになるわけですが、「自宅で学習ができないから」とか「苦手な科目をもっと得意にしたい」等々、様々な理由で通塾してきた君たちの先輩を指導してきた経験から、ここでは個別指導塾に言及します。

個別指導と個人指導

私が初めて務めた塾では家庭教師と個別指導教室の講師の両方を同時に経験しました。
個別指導塾(1:3の個別指導)では、1コマ90分の授業で、3人のうちの1人に教科指導している間に、2人には自習していてもらい、時を見計らって、次の1人に教科指導をして、順順に教科指導を各人に30分程度と指導内自習を60分程度してもらっていました。
一方、家庭教師は完全個人指導でしたから、徹頭徹尾1人に専念して教科指導しました。

その経験から、例えば、基礎から応用まで仕上げていく学習ができるのは個人指導だと実感できました。
また、塾では当たり前ですが、入塾してくる生徒は大抵が学期の途中からです。
前学期や前年の学び残しや躓きが原因で学業不振になっていることは普通でしたから、それを解消することから始めて、当該学年の履修範囲に到達しなくてはならない指導をしてきました。
その際、学び残しや躓きの解消には「戻り学習」をする必要がありますが、個人指導の方が、教科指導の時間の長さの点で圧倒的に有利でした。

結局、「できない子をできるようにするには、できる子をもっとできるようにするには」と追及していくと、完全個人指導の方がする方もされる方もよいという結論に至り、現在に至りました。

Progress個別指導塾では1コマ60分(中学生)若くは90分(高校生)で、学校の授業(1教科)の1週間分を指導します。

個別指導塾(1:3)の1コマ90分の内30分程度の教科指導でどれほどの内容が教えられるのかは知っていますので、もし君が学習相談で「個別指導でどうにかしたい」というなら、毎日通うことをお勧めします。

指導時間内の自力演習

ただ、指導内自習の時間が長いのは問題です。
当塾も個別指導塾(1:1)ですから、1コマの授業中に教科指導とその確認演習をしてもらいます。
その時の確認演習は教科指導が理解されたかどうか、または、後で自宅で学習(復習)できるかどうかを確認するための自主演習ですから、確認演習に教科指導と同量の時間を費やすことはしません。
したがって、個別指導塾(1:3)のように教科指導にかかった時間以上の確認演習はさせませんし、復習の際も同様です。

君の学習能力が自習をしている時に上がるという事実は確かです。
だから、指導内で60分程度自力で確認演習に取組むことはよいことですが、30分の教科指導に対して60分の指導内自習(確認演習)は、復習としては時間をかけ過ぎだと思います。
1科目にばかり時間を割いていたのでは、他の科目の学習時間が足りなくなってしまい進みません。

むしろ、個別指導(1:3)で60分の指導内自習(確認演習)が必要になるのは、そもそも教科指導が足りていないので自力学習を促して、あとは君にお任せといった感じです。
君が自力学習をお任せされても大丈夫な子ならいいけれど、お任せされても困る子なら、先生も困るというのが実情です。

本当は、君がその状態で学習ができているというのであれば、教材の解説があれば充分で、そもそも教科指導30分が要りません。
教科指導で、学校で教えてもらう以上の学習を期待するなら、個人指導の方が向いています。

自力演習形式の個別指導

学校の授業程度のことを自力学習で理解に達しうるなら、人に教えてもらう必要はありません。
教材だけもらって自力学習できるなら、自力演習形式の個別指導塾というものもあります。

自分で進める方が学習実践量も増やせる上に時間も節約できます。
あくまで自力で学習できる理解力を有していることが条件になります。

「毎日学習する」という目的で通塾するのであれば、あらかじめ教科指導をしない塾でも果たすことができます。
もし、君が自力で理解に達することができるなら、塾が用意した問題を解いて、わからないところがあった時に解説してもらって進める方が時間効率が良くなりますし、学習経験も増やせます。

自力で理解に達する自信がないなら、君には不向きです。
ですが、自力で理解に達する事ができてそれが好きというなら、または、学校の授業がよくわかっていて、その復習や補習として通うという君であれば、自力演習形式の塾は適していると思います。

結局、もし君が、自力で問題解決に取り組む意欲が持てないなら、先に問題の解き方のコツになる基礎基本事項をしっかり教科指導してもらってから自習(復習)する学習形式がお勧めです。
しかしやはり、教えてもらった時間と同じだけ復習に時間をかける必要はありません。

充分な教科指導を受けたなら短時間で復習を済ませられます。
そこから、節約できた時間を他の学習に費やすべきです。

Progress個別指導塾

繰り返しになりますが、当塾も個別指導塾なので、教科指導をします。

その中で、確認演習もしています。

特に苦手な科目やもっと得意にしたい科目の教科指導には、完全個人指導(1:1の個別指導)形式なので、1コマの授業時間は(一応の目安として)、中学生なら60分、高校生なら90分で行われます(実際は受講相談に応じて決まります)。

個別指導塾(1:3)より長い時間ですが、その授業中に確認演習もしてもらって、不安そうなところは空かさず指導して、後で自宅でも学習(復習)できるように心掛けています。

しかし、60分90分の教科指導の復習に60分90分もかけてもらうことはありません。

大方中学生なら5〜15分程度で、かかっても30分以内です。
高校生はもう少しかかりますが、かかっても45分以内といったところです。

しっかり理解できるように教えておけばその程度です。

そして当塾の場合さらに、自習する事で君たちの学習力が上がることを踏まえて、完全個人指導(1:1)形式の教科指導に加えて、自習を促進するための個別指導も用意しています。

それは、先述した「教科指導しない指導」で、「自力演習形式の個別指導」です。
しかし、ほかの塾と違うのは、君が君の時間を有効に使えるようにするために、自習全体が捗るように、自習(自宅でも自力で学習の進める)の方法を指南する学習指導です。

君には、「自分で考える」ことと「人に教えてもらう」ことをうまく活用して、効率よく学習して欲しいと思います。

そして、将来に向けてより良い学習経験を積んで欲しいと思いこの形に辿り着きました。

将来のためにする学習

「勉強は自分でするから力が付くものだ。だから、人に頼ることはよくない。」と言い放つ大人は君の周りにいませんか(学校にも)。

また、「社会に出たら自分のことは自分でしなくてはならないから、人に頼らなくても生きていけるように勉強しておくのだ」というようなことを言っている大人は君の周りにいませんか。

いずれも、先輩たちの言葉として事実に基づいているのでもっともなことです。

しかしながら、実際社会というものは、人々の協力の下で成り立っています。

つまり助け合いが必要とされているのです。

誰かの助けになるためには、君はある程度、自立していなくてはなりません。

しかし同時に、誰かに依存してもよいのです。

助けてもらうことも知っておくことです。

依存してくれる人がいるから、君の存在価値がますのですし、君が誰かを頼りにするから、誰かの存在価値が上がるのです。

協力し合あえる何かを見つけあっていくために、今学習するのです

そう考えたとき、物事を「自力で理解できる」のは確かに才能です。

しかし、わからないことを「人に教えられて理解できる」というのも立派な才能です。

そして、どちらも将来必要な能力です。

 

少し話がそれましたが、実際、君たちの時間は無限ではありません。

その上で、君にとって個別指導を受けている時間は、自由に使える学習時間ではなくなります。

だから、有効に使うべきです。

自習時間をいかに確保して、いかに分配して有効に使うかということは常に大切なことです。

特に君が受験生の時には。

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