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「教えない塾」の指導スタイルに出会うまでに

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2018年11月7日

経営方針と教育方針が一致していない塾があるという話です。

 

Progress個別指導塾には「Self-Study促進指導」という学習指導があります。

自習促進指導.gif

それは名前の通り「自習を促進するための」指導です。

これは、以前から今日に至るまで、学習相談を受ける中で最も多く寄せられる「学習の仕方を教えて欲しい!」という生徒とその家族の要望に直接応えるために辿り着いた指導です。

 

それは、私がProgress個別指導塾を開講する前に勤めていた学習塾で、私が考案して始めた「自習を促進するための指導」が前身になっています。

それは長年個別指導を経験してきて、特に家庭教師や教室での完全個別指導に従事してきていて感じていた、「完全個別指導の指導上の利点の反面にある欠点」を補う方法を考え悩んでいたことへの、私なりの1つの答えでした。

 

 

この指導スタイルに辿り着く直接の切掛は、塾経営者による経営方針の転換でした。

集客と増収のための方策として、少ない講師〔人件費〕で多くの生徒を受け持つスタイルの授業にする経営方針に転換したからでした。

当時、教室運営を任されていた私には、それを受け入れることはできませんでした。

それまで完全個別指導の受けられる希少な教室として、また「知る人ぞ知る実績のある塾」として、地道に知名度も上げてきていて、生徒の学習支援の役に立つ塾になりつつあると自負していました。

加えて、新たに導入しようとした授業スタイルはには、これまでこだわってきた「学習不振の生徒たちにきめ細かな丁寧な指導をすることで、学習『できる』ようにする」ことが無かったからです。

 

しかし、確かに経営者の考えも言い分もわかります。

個別指導スタイルは生徒が少ないので、収益の割に人権費がかかるという学習塾経営上の難しさがあります。

というより、はっきり言って儲かりません。

そして、ただでさえ、人材確保にも困難がつきまとうし、生徒も元々学習の手間を惜しむし、そこに沿って家族は経費を出し惜しむという状況が常態化してきている学習状況で、それを打破するための方策を打ち出さなければならないのです。

事情は経営者でなくてもよくわかります。

だからこそ塾業界は種々方策を打ち出しているのですが、そんな中で、当時教室の経営側の出した答えは、単純に他の塾で成功しているスタイルを導入する〔パクる〕というものでした。

その安易さに危うさを感じたのと、経営方針の前に教育方針のブレを感じ、「内患外憂」「外患内憂」の心境に立って教室運営を考えなくては、“明日の我が身の危険”をも感じました。

 

追い込まれてようやく真剣に打開策を講じる事となったわけです。

 

今となってみればその経営者にとって、生徒にとっての学習指導の何たるかなどどうでもよかったのでしょう。

個人指導を主にやってきた私には、その時経営者が用意していた新たな授業スタイルの欠点はすぐにわかりましたから、断固として拒否しました。

そんなことをすれば、まったく違う塾になってしまいます。

家庭教師のように懇切丁寧に生徒を指導できることを売りにしてきて、その要望に応えながら、培ってきた経験と知名度と信用を失いかねない事態でした。

それにも関わらず、経営者の言う通りにしなければ教室を閉めるとまで言われた時は、信じていたものに裏切られた思いでした。

それでも、塾の運営を継続するために策を講じなくてはなりませんから、それまでに考えてきたことをまとめつつ新たに出会った指導スタイルを参考に、時暫定的に折衷案の様な形で私が提案した授業スタイルが後に「Self-Study促進指導」の前身になる「自習」の指導です。

 

しかし、これによりそれまで懸案であった「完全個別指導」の欠点を補うことができるようになりました。

試験における成果が好転しました。

 

同じ道を行く者同士と思っていたが…

 

どんな授業を受けるかは人それぞれ自由です。

だから塾も授業授業スタイルが違うのです。

学校と違って塾は相応しいものもを選べるのです。

だからどんな塾になろうとも仕事としては従事できたとおもいますし、雇われの身としてはそれに従うのが筋だとも思います。

しかし塾の選択の中で、「完全個別指導」の必要性が確かにあるのです。

完全個別指導の方が活き活きと成長できる生徒がいるのです。

それは今もってありますから、Progress個別指導塾を開講し、「1on1学習指導」と銘打って教科指導をしているわけです。

それは必要な生徒にとって人間としての成長に本当に必要な指導となるからです。

おそらく、生徒を指導する当事者でなければわからないかもしれません。

将来勇躍する生徒達に対する思いというものもあります。

こだわるのにはそれなりの理由があるのです。

 

いずれにしろ、他の塾の模倣をして、ただでさえ希少な完全個別指導を受けられる機会を生徒から奪う意味とは何だろうと思いました。

以前勤めていた処を辞めて、その塾に転職したのは、その塾が「1対1という他の塾がやらない授業スタイルが生徒にとって最良の学習支援策であることを知っている」と思ったからでした。

そして、その後転職もせずにそこにこだわって、教育サービスを提供する事業に携わってきたのは、経営者の教育方針が「完全個別指導の利点を活かして生徒達の成長を応援する」ことだと信じていたからでした。

しかし、結局、「学習指導」のことがわかっていない経営者だったようです。

最後に生徒の成長より塾の都合が優先されたのは本当に残念でした。

 

 

因みに、「Self-Study促進指導」の前身の「自習を促進する個別指導」の開始から2年後、結局この塾は教室を閉めることを決定しました。

2年間の成果を無駄にするのは惜しいのと、生徒達の学習指導上の有用性を思うとこのまま無くしてしまうのは勿体無いと思い、私自身で塾を開講することを決意したというのが、Progress個別指導塾の開講の経緯になります。

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