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「〇〇無料」はサービスでしょうか?

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2018年7月20日

賢く塾選びするための記述は他でもしましたが、ここでも、私の体験を交えた私の考えをお話します。

「体験指導無料」「入会金無料」

広告で目にするこれらの文句。

私は、この仕事に携わる前から、塾には似つかわしくない言葉だと思っていました。

この業界に携わる様になって、益々違和感を覚えています。

しかしこの手の生徒募集の広告を目にする時、通塾を考える家族にとっては、「体験指導無料」「入会金無料」というキャッチコピーは、魅惑的なのでしょう。

「〇〇無料」の広告は、生徒を募集する側にとっては苦渋の決断です。

私も独立して開講するに当たり、生徒募集に苦慮する立場になって、それをつくづく痛感します。

どこの塾でもPRに謳っている「〇〇無料」という慣習は、これから通塾検討する親御さんにとっては、心地好い響きがあるに違いないでしょうけれども、経営規模の小さな塾にはありがた迷惑な慣習です。 

以前、私が勤めていた学習塾でも生徒募集のために、経営者が「体験指導無料」を打ち出した事がありました。

学習指導する立場で言えば、指導しても手当が貰えないのであるから、嫌な話です。

私は心の中では「自分で指導しろよ」と言いていました。

教室を管理する立場上、他の先生達にも協力してもらうようにと言われましたが、「そういうことは自分でお願いしろよ」とも思いました。

結局、他の先生にはお願いできないので、体験指導を無料で希望される方は、私が指導を引き受けていました。

今改めて考えても、キャンペーン中は「タダで働け」という打ち出しをする経営はおかしい。

先生が後顧の憂いがないようにして、生徒により良い指導環境を提供するのが経営の本筋のはずです。

「生徒のために指導する」と塾のPRで謳いながら、その生徒に直接指導を施している先生の労力を蔑ろにする行為から、どうして生徒の授業が良くなると考えられるのか。

先生と生徒をなんだと思っているのでしょうか。

先生が指導してくれるからこその学習塾なのに。

そもそも先生が指導の準備に掛ける経費は0円ではないのです。

先生が指導してくれるているから、塾としての体裁が保たれるのに、新入生を獲得する責務まで追わせて、その「報酬はタダで」ってことがあるのでしょうか?

指導の価値が塾の価値です。

その指導の価値を自ら下げるようなことをよく考えられるものだと思います。

仕事に対する責任と誇りが疑われると、思うのです。

 

「受講料無料」なのに指導手当が支払われる理由

さて、私が勤めていた塾はともかく、実際には、他の塾では「体験指導は無料」でも、先生達は給料をもらっているようです。

しかし「指導料無料」を宣伝に謳っている塾はどうして先生に給料を支払えるのでしょうか?

結局のところ『「体験指導」「入会金」は無料でも他でシッカリ頂いています!』ということでしょう。

ものには道理がありますから。

学習指導以外に収入源がある大手塾にとって学習指導の価値は安くても良いのでしょう。

その時点で先生の価値は低いとみなされていると思います。

「生徒を大切にするなら先生を大切にする」道理が見失われているように思います。

昨今話題の「ブラックバイト」「ブラック企業」に塾・予備校の名があげられているのは同業として悔やまれます。

併せて、学習指導を施す者として、指導料の安さを売りにしている塾の態度にも指導姿勢の安さを感じます。

学習指導でお金を貰うことに気が引けるなら仕事としてやめた方が良いと思います。

誰でも、職に就いている人なら「大事なお金を頂くだけのことはする!」ぐらいの気概で仕事はしていると思います。

お金を貰うからこそいい加減なことはできないものです。

それが社会のマナーであると思います。

また、それは将来のために生徒たちが身につけておかなくてはならない姿姿であろうかと思います。

タダで手に入るものは無い


むしろ “タダほど高いものはない”ということになりかねません。
 

現在、学校は小中高と公立であれば無料になりましたから、「学校に通っていれば塾は要らない」そう言いう方々にとっては塾の指導料は不必要でしょう。

当塾もそういう方にまで来てもらうことは考えていません。

しかし「学校の授業料は無料」というのが原因でしょうか、いつの間にか「何かを教えてもらう」ことが″安く″考えられ過ぎていないかと心配に思います。

そもそも、学校だって国民の税金で賄われているわけですから、授業を受ける生徒達の月謝はタダで済んでいますけれど、本当は莫大な資金がかかっているのです。

今は生徒に負担がないようにはなっているけれど、後には納税者となって報いることになるのです。

情報社会では知識は武器にさえなります。

情報を得てそれを活用することが価値になります。

それらを身につける術は、人生を有利にし豊かにもします。

だから「勉強」といい「学習」といい、「学ぶ」ことが大事なのです。

少なくない国費を懸けてでも学んでおいて欲しいことがあるのです。

いずれにせよ、大切な何かを得るのに無償ということは、普通はありえません。

 さて、塾にとって「学習指導」はサービスそのものです。

その指導を無料で受けられるという事は、その塾の経営者にとって、その塾の指導は元々タダ同然のものなのでしょう。

元がタダ同然の指導でお金をもらっているということになりますでしょうから、その程度のもので月謝を頂けるから、一時「指導料無料」にすることなどは、気に留めることではないのかもしれません。

勿論、講師は違うと思います。

だから、講師としてプライドをもって、責任を持って仕事を全うしてくれている人にタダで仕事をしろという経営者の姿勢は見逃してはいけません

こそ見て取るべきかもしれません。

どんなに良い人でも仕事に適正な評価を下されなければ、他へ移っていくものです。

そもそも先述したように、授業に準備にはお金がかかるのです。
指導料が安くなれば早晩、指導技術の向上どころではなくなります。
生活が行き詰るのです。

 

塾選択の判断を鈍らせる

 加えて、無料で指導をして貰うと後で断わりずらくなります。

よって、通塾を考えていて塾を選ぶ時に、対等な立場で厳しく判断するためには「無料」塾は避けたほうが良いと思います。

そもそも「タダで指導」しても経営には影響がないような仕掛けがあると思って良いでしょう。

確かに、人が集まりやすい所はお金も集まりやすいのは、市場の原理ではありますが、塾の授業の良し悪しとは直接関係がありません。

つまり、誰かがタダで指導を受けられるという事は、誰かがその分を払うことになるものです。

どうしてその誰かが自分だとは思わないのでしょうか?

〇〇無料の塾が「安い」わけはない

安いのはサービスの中身と相場は決まっています。

だから昔から「タダより高いものはない」というではないですか!その点からも通塾する上で、家計費の負担を考慮するなら、「無料」を謳う塾は避けたほうが良いでしょう。

特に長く通うことになるの時は、集団心理も助けて 、みんなが行ってるから行かなきゃいけない ように思い込みやすいものです。

「人が集まる所はお金が集まる」とはよく言われますが、同時にそこはお金がかかるとところであもあります。

目先の利益にくらみ、大事なことを見落とすことにならないよに気をつけるべきです。

何れにせよ、「〇〇無料」は、生徒にとって必要な指導の良し悪しには全く関係がありません。
(少なくとも指導が良くなる可能性は低くなると考えてよいでしょう。)

繰り返しになりますが、塾の経営規模は集客集金には関係しますが、生徒に必要な指導の良し悪しとは関係ありません。

 

こんなことを言っている私は同業者からは、きっと笑われるのでしょう。

しかし、生徒の募集が楽でないのと同じくらい講師を確保するのも厳しさを増しているのが今日の現状です。

良い先生を集めるのも難しくなって来ているのです。

それは、安い給料では仕事とし続けられませんから、人材が育たない上に経験者が業界を離れてしまうからです。

私は商売がうまくないことは自覚していますが、講師の給与に係る授業料の廉価競争を煽る状況を無批判で受け入れることはできません。

結果的に生徒達の学習支援環境の劣悪化を助長することになるからです。 

因みに、当塾では「〇〇無料」というサービスはありません。

必要な経費を月謝として頂いています。

それ以上に入金していただいていません。

例えば、「体験」とはいえ無料にできる程度の指導で、その後指導料をいただくという考えはありません。

また「入塾金」も慣習ではなく、(例えば机や椅子など)施設備品維持や指導を進めるに当り必要になる経費として頂いています。

キャンペーン中であろうと無料にできるようなものなら最初からいただきません。

それに、キャンペーン中以外で入塾する生徒と不公平になります。

指導料低廉化の中で、「生徒のために」指導内容を真面目考え、細々とではあるけれど運営を続けている学習塾もあります。

当塾もそのような塾でありたいと思っています。

私は経営者であるけれど、やっぱり生徒の側に立って学習指導をする講師であることを大事に考えて、生徒の学習指導を続けて行ける塾でありたいと、つくづく思う今日この頃です。

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